玄関を開けるとケージの中で柴犬が寝ていた。毛布を下に敷き、狐みたいな顔をして眠っていた。僕の気配に気づくと目を開け、こちらが差し出した手にもぞもぞ、ゆっくりと頭を当てにくる。眠っている姿勢から動かず、首から上だけで訪問者を歓迎するという、…
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