多分すぐ飽きる

どうせじき飽きるので、適当なことを書いています。

都会

星の海を見ていないなと思った

街の煌めきが静かに星を吸う

星は地上に落ちたのかな

1ミリのアメスピ 木々のざわめき

 

あの日君はタバコの高騰を嘆いた

僕は「止めれば」なんて言えなかった

街を見下ろして煙を吐く

メンソールが唇を冷やした

 

君はまだあいつと付き合っているのかい

何となくそう切り出せなかったのは

君が精神を病んでいるからかな

それとも俺かな

 

星の海を見ていないなと思った

生存を忘れそうになるほどの迫力を

死生観が狂いそうになる神秘を

吸い殻を潰す君を見ながら僕は

星の海に溺れて死んでしまいたいと思った