多分すぐ飽きる

どうせじき飽きるので、適当なことを書いています。

夜は大人の校庭

「大人に放課後はないの?」

何だかつまらないね。補導のお巡りさんに少年は尋ねた。よれよれのTシャツにぼさぼさの髪。でも目はきらきらと輝いている。

「大人は綺麗なお月様をアテに飲めればそれで充分なのさ」

「へぇ、いいね」警官の言葉に少年は目を細めると、兎になって闇夜に消えていった。