多分すぐ飽きる

どうせじき飽きるので、適当なことを書いています。

雑記:梅雨と中庭と煙草と頭のおかしい僕について

 生きるのってしんどいね、と言ってタバコに火を点けると、イヤホンから東京事変の「透明人間」が流れはじめました。

 

 梅雨は嫌いですか? 僕は嫌いです。なんか今住んでるところが梅雨に入ったとか入ってないとかなんですけど、雨が降りまくっているので多分入ったんだと思います。梅雨は気分が滅入るからダメですね。窓から雨が降っているのを眺めるのはなかなか重苦しい気分になります。傘持つと片手塞がりますしね。

 

 ただ大学の喫煙スペースで雨を眺めながら吸うタバコは割と好きで、僕タバコ吸うとちょっと気分が下がるタイプなんですけど、その下がった感じと雨の雰囲気が合うみたいで、落ち着けるんですよね。別に晴れてるときのタバコも美味しいから好きですけど。

 

 喫煙スペースは大学の校舎の中庭の端にあります。中庭には桜の木とそれより背が低い木々が植わってて、喫煙スペースの近くには背丈が低い木が、喫煙スペースを囲むように植わってるんですね。自然的に分煙をやってるのかしら、とか思いながら吸っていると、友人が「葉っぱにもニコチンをあげないとな」とか言いながら煙をその木に向かって吐いてて、それがたまらなく面白かったのをよく覚えています。

 

 夏場は蚊がたくさんいて厄介なスペースになり果ててしまう中庭なんですけど、ニコチンをまとってれば蚊も近づいてこないみたいで、喫煙者しかその空間にいないっていう。割とシュールで面白いので、特に吸う気がなくても中庭に行ってしまいますね。んで結局タバコを吸っちゃうという。気づけば箱の中には数えるほどしかタバコが残ってなくて、思わず笑ってしまいました。

 

 中庭の喫煙スペースに問題点があるとすれば、タバコを捨てるところが屋根の下にないところですね。雨に濡れながらタバコを捨てるのはあんまり気分が良くなくて、あっという間に消えてしまう火を見つめながら、水が溜まっているそこにタバコを落とすのは少々風流じゃないなぁ、と思ってしまう今日この頃。

 

 いいこともわるいことも、不快な匂いのする煙に溶かして中空に飛ばしてしまえば、後に残るのは無味乾燥たる己のみってわけです。僕は目眩と倦怠感を甘受して、傘もささずに雨の中を行きましたとさ。