多分すぐ飽きる

どうせじき飽きるので、適当なことを書いています。

ナユタン星人

アルバムがこの間出ました。予約して初回限定版を買いました。今聴いていますがとても良いです。良い……。

 

ボカロはそこそこ聴いてきたマンなので昔のやつは大体分かりますし最近のやつも有名どこはそれなりに話せると思いますが、ボカロ界隈でぶっちぎりに好きなのがナユタン星人さんです。何でか分かんないけど。なんか雰囲気とかメロディとか歌詞とかが好きなのかな。何にせよ大好きなボカロPです。ちなみに歌い手ではりぶさんがぶっちぎりに好きです。

 

初回限定版だけにブックレットがついてて、そこでナユタン星人が結構長いコメントを寄せてるんですよ。活動の経緯とか使ってるソフトとかボカロについてとか。まぁソフトの話とか全然分からんから「へぇ〜」ってなりながら楽しく読んでたんですけど、なんせ読みやすい文を書いてるんですよね。歌詞が好きなんだから文もそりゃ好きなのは当たり前ですけど、まさかここまで好きだとは。なんせ良かったです。アルバム買って良かったー。

 

アニメイトで買ったのでEveとSouの歌ってみたCDも付いてきていました。どっちもめっちゃ好きな歌い手なので楽しみですね。これから聴きます。

なぁ夜よ

夜道に吠える。

 

夜道に吠える。

 

ちくしょう。

 

ちくしょう。

 

俺の声はあっという間に夜道に吸い込まれて消えていって、代わりに「うるさいなあ」って足元の暗闇から声がした。

 

「猫じゃん」

 

猫だった。夜に溶け込みそうなくらい真っ黒な猫が、目を光らせてこちらを睨みつけていた。

 

「猫だよ、何が悪い」

 

猫が喋った。

 

「悪いよ。だって猫は喋らない」

 

「じゃあこれはお前の夢だよ」

 

猫は吐き捨てるように言った。

 

「そうか」

 

俺は納得した。

 

「夜に大声出すんじゃねえ」

 

「なんで」

 

「お前の声は聞いていて気分が悪い」

 

「なんだよ、別にいいじゃないか。俺だって気分が悪くなきゃこんなことはしないさ」

 

「お前の都合に人を巻き込むな」

 

「それに」

 

「なんだ」

 

「俺が叫んだところで誰も聞いちゃいないさ」

 

「んだよ、そういうことか」

 

猫は妙に敏かった。そして俺の足元に近づくと、ひらりと俺の肩に飛び乗ってきた。

 

「お、おい」

 

「一緒に叫んでやるよ、それならいいぜ」

 

「人を巻き込んだらダメなんじゃなかったのかよ」

 

「うるせえ、神さまが許してやるって言ってんだよ、さっさと吠えろ」

 

耳元で猫がやかましく催促するから、仕方なく俺はもう一度吠えてやった。夜道に吸い込まれないように、胸いっぱいに空気を吸い込んで。

 

ちくしょう。

 

ちくしょう。

 

ちくしょう。

 

ちくしょう。

 

気付けば猫も一緒に叫んでいて、俺たちは周りの目など気にせず胸のつかえを吐き出し続けた。俺たちの叫び声は風に乗って空を渡り、地球を一周回って大嫌いなあいつの頭蓋骨を粉々に砕いてくれるに違いない。

 

「おおともよ。この俺様が保証してやる」

 

肩の上で、猫が得意げにニャーと鳴いた。

座右の銘

ありますか、座右の銘。僕はありません。

 

アレを聞かれた時にすらすらすらっと言える人って何なんですかね。人に聞かれるのを想定して名言をストックしているとしか思えない。今聞かれたら僕は「喉笛噛みちぎってやる」とかしか答えられない。座右の銘ではありませんね。殺害予告でした。

 

こんな話をしたのも周りに就活ムードが漂っているからで、周りは来年に就活を控えて色々とやってるみたいなんですよね。資格とか、ダブルスクールとか。僕はなんもやってないので危機感が逆にないんですけど、ちょっと就活をかじっているような連中はバカみたいに焦っているんです。

 

で、面接対策で座右の銘の話が出たと。なんじゃそりゃ。面接で座右の銘聞かれたときの正解なんかあるんか。好きな言葉聞いて何の得がある? お前は好きなアイドルと喋る時に「好きな食べ物は?」しか聞けなくなるヲタクなのか? 

 

なーんて考えていたら社会の歯車なんかにはなれないんですけどね。大人しく座右の銘考えますか。

 

 

 

 

「喉笛噛みちぎってやる」しか思いつかん。闘争心溢れる若々しい青年ってことで一つ、よろしくおねがいします。

ミッション車の楽しみ

投稿が遅れてすいません。理由は合宿とバイトです。酔いつぶれてゲロ吐いてました。トイレを抱きかかえて寝てる写真を友人に撮られていました。楽しかったです。

 

今日はオフなので教習所に行ってきました。二段階に突入したので路上教習です。ギアチェンジを無限にしないといけないのでドキドキしている暇もなく、ひたすらギアチェンジしておりました。

 

すると教官が「ギアチェンジはもっとふわっとやろう」と言ってきて、死ぬほど感覚的すぎると思っていたら試しにやって見せてくれて、それがあまりにもふわっとしていたので「ふわっとしている……」と呟いてしまったほどでした。そしてふわっとするギアチェンジを体得し、運転のクオリティが爆上がりしました。いやほんとに。あんまり車揺れなくなりました。運転しててもダメだなぁって思ってたんです。この人のおかげで感覚をつかめました。

 

で、教習の最後に教官が、「ミッション車の楽しみはね、車を揺らさないところにあるから」て言って微笑みかけてきて、うわこの人天使だ、と思いました。悪魔しかいない教習所にただ1人存在する天使。いやおっさんなんですけど、めちゃくちゃ優しくて分かりやすい人でした。すごかった。

 

運転中に教習の評価シートを書けるくらい、ギアチェンジのタイミングが分からないくらいスムーズに運転を進行して、ミッション車の楽しみを身をもって感じたいと思った日曜の昼でした。

 

これから友人との飲みです。ビアガーデンで泥酔してゲロ吐いてきますわ。

合宿だのじい……

更新遅れたけどここまでブログ書く暇もなく忙しかったので仕方ない。

 

まず大学行って、次の日は練習試合、その次の日は10時間くらいバイトがあって、で、今日から合宿です。

 

台風が来てるのでできないかもしれないのでビクビクしながら野球をする羽目になっていますが、楽しい。合宿といってもひたすら紅白戦をしているんですけど、なんせ楽しい。ヤバイです。野球最高。バイトなんて知らない。

 

SSも書きたいけどとりあえず野球やるので野球のことしか考えません。今回チームキャプテンを任されているので色々考えなくてはいけないのが辛いのだ……

存在を忘れられるということ

仮免許が取れたのでお盆の数日間だけ帰省をしました。疲れが取れてよかった。

 

帰省の最終日に墓参りに行ってきて、母方のおばあちゃんに会いに行ってきました。おばあちゃんは結構前から認知症が酷くなってきて、少し前に施設に預けられました。もうほとんどこっちのことは覚えてなくて、行くたびに自己紹介をしては「もう何にも覚えてないんよ」と笑うおばあちゃんに笑みを返していたものです。

 

今回もそんな感じだろうなぁと思って行ったんですけど、今回は顔を見ても反応がない。どうしたんだろうと思っていると、おばあちゃんが悲しそうに、

 

「どちらさん?」

 

て言ったんです。その瞬間に今までの思い出がフラッシュバックしてきて、それを脳内でたどりながら、「あぁ、もうあの日々は返ってこない」と痛感しました。おばあちゃんが認知症を発症しかけていた頃に母方の祖父が亡くなって、その時も同じようなことは思ったんですが、今回のほうが生々しかった。理由とか考える余裕もないです。ただただきつかった。顔が引きつってどうしようもなかったです。

 

母と行ったんですが、母ももうほとんど覚えられてなくて、顔を見ても名前が出てきてないくらいでした。向こうからしてみれば他人みたいなものが二人、自分のテリトリーに侵入してくるようなものですよね。そのことにあの場で気付いてしまったものだから、正直一刻も早く出ていきたくて仕方がなかったです。「写真、撮ろか」と母が言い、二人で写真を撮りました。写真に写ったおばあちゃんはあんまり笑っていなくて、この空間はどこまで心に効く毒を漂わせているんだと、本当に苦しかったです。

 

存在を忘れられるということは思い出を否定されるということで、きっとおばあちゃんが死んだとしても今より苦しくないと思います。それは俺の中の「おばあちゃん」が今この場で死んでしまったからで、このいわゆる「精神的な死」が、俺には何よりもキくからなんだろうなと思います。実際昨日のことなのにブログに書いたの今日だしね。ちょっと整理しなきゃダメでした。いやはや、きついね。

 

今回はやけに施設を出るのが早くて、早いなと思っていたら母が「ずっとおっても同じこというだけやしな」と言ってて、本当に生きることには苦しみが付きまとうなと思いました。

相対評価

よくツイッターの二次創作界隈で「自分が楽しいからいい」って言ってる人がいるんですけど、あれってすごいと思うんですよ。少なくとも僕はこのモチベーション100%ではできない。ああいう人ってみんながみんななれるわけではなくて、「うるせー! 私はこれが書きたいから書いてるんだよ~!」って人にはとても憧れます。ああいうツイートってバズるけどさ、あれをリツイートする人は同意の意味を込めてリツイしてんのかな? それとも「自分はなれないなぁすげえなぁ」って意味なんかな? どちらにせよああいうのをリツイートするやつはそこそこ陽キャですよね。オフでよく相互さんと会ってそう。ヤバ、偏見やわこれ。話戻そ。

 

大学でも周りのやつは「自分が良ければ周りの評価とかはどうでもいい」みたいなやつが多くて、嘘だろって思うわけですよ。なんだよ、頭がいい奴ってのは自分の中での絶対評価で生きていけるもんなのか。だとしたらめちゃくちゃやばいな。尊敬する。前飲み会のときに頭がいい奴らとこの話をしてて、自分だけ意見が違っててビビった。向こうもビビってたけど。「え? 人の目とかどうでもよくない?」みたいな。僕は「は? 命より気にするやろ」って返しました。

 

僕は人の目を気にしながら生きてきたしこれからもそうする予定の人間なので、人に「やらないでくれ」と言われたことを自分の意志だけでやれる自信がまるでない。創作活動だって評価が欲しくてやってるみたいなもんだから、評価されなかったら一瞬で辞めてる。現状ありがたいことに読者がいてくれるもんだから甘えてダラダラ続けられているけども、二年前にアカウントを作って書いたやつを投稿するだけだったあの頃の自分は普通にいつ辞めるかばっかり考えていたもんです。

 

誰が何と言おうと自分がやりたいことをやれる人もいれば、人に見られて認められることでようやく人として生きていける感じがする人もいるはずなんですよ。要は自分の価値を誰が評価するのかって話で、それを他者に委ねてる俺たちは結構不安定でヤバいんじゃないか、という自省の話でした。なんじゃそりゃ。自省したところで治るわけないけどね。しんど。