多分すぐ飽きる

どうせじき飽きるので、適当なことを書いています。

感謝の話

職場は地獄で、すべき仕事にすべき仕事が重なって何にも上手くいかない日々が続いている。

1日をどう乗り切るかを考えるだけの生活で、やりがいも努力も何にも存在しない苦痛だらけの日々。こんなの続けていたら心がもたないなあと思いながら精神をすり減らして生きていたところに、一件のメール。

f:id:tabunsuguakiru:20200921214317j:image

 

半年以上前のイベントで刷ったやつの注文が。何故今?

支部とかから見つけてくれたんかな、ありがてえなあ、とか思いながら、発送。

 

すぐメッセージが来ました。

 

f:id:tabunsuguakiru:20200921214708j:image

 

泣くが?(泣きました

 

掲載許可とか取っていませんので、もし「消してくれ」と言われたら消します。勝手に載せてごめんなさい。嬉しすぎて……。

 

枯れた大地に降り注ぐ雨みたいに、心を潤してくれました。いろんな人の感想を思い出して、めちゃくちゃ嬉しい気持ちになりました。

これからも辛いことしか待ってないんですけど、そん時はこのメッセージを心の糧にして、頑張って生きていこうと思います。余裕ができたらまた何か書きますね。

 

本当にありがとうございます、という話でした。一言一言が、本当に心を癒してくれました。本当にありがとうございます。しがない人間の書いた物語が、あなたの生活を、ほんの一瞬でも潤してくれていれば、これ以上の喜びはありません。このブログがこの購入者様に届くかは分かりませんが、私は本当に救われました。ありがとうございました。

近況

起きたらすごい音で雨が降っていた。目覚ましで起きたのか雨で起きたのか分からなかった。

仕事はいつもより早く上がった。何もする気が起きなかった。今日すべきことはした。その先はダメだった。ゆっくり夜を過ごしたい。そのことしか頭になかった。

帰りに漫画を買った。たくさん。紙袋は50円すると言われたが、ほしかったので払った。ポイントカードを出したら「VIP」と書いてあった。VIPなら50円くらい惜しまないだろう、と少し優越感を感じた。相手を持ち上げることは、交渉を上手く進める大前提なのだと体の芯から理解した。

1か月ぶりに米を炊いた。少し前までは毎日のように炊いていた米。夜遅くまで働くということは、そういう当たり前を少しずつ削いでいくということなのだと分かった。

雨が止んだのでタバコを吸っている。タバコは毎日吸えている。削がれつつある日常の安定を、辛うじてタバコが繋いでいる。切ない話だと思う。

上司の話が長かったことを思い出した。あまりに冗長だったので、資料にピカチュウの落書きをしていた。ピカチュウを落書きするのもいつぶりだろうか。今までが少しずつなくなり、そうやって残ったものが新しい日常になる。昔の自分は喪失され、残ったものを自分として生きていくことになるのだろうか。いずれ削がれた身は痛みに慣れ、痩せ細った日常に幸せを感じるのだろうか。それは哀しい。私は私をまだ失いたくない。自尊心にまみれ虎になった男は1人寂しく月に吠えた。私は虎になどなりたくないが、人の身のまま、月に吠えることはできるのだろうか?

大きなスマホではタバコを吸いながら文字を打つのも億劫だ。私はこれから夜を使い果たし、朝を待つことにする。願わくば明日は、目覚ましの音で朝を迎えたいものだが。

夜は大人の校庭

「大人に放課後はないの?」

何だかつまらないね。補導のお巡りさんに少年は尋ねた。よれよれのTシャツにぼさぼさの髪。でも目はきらきらと輝いている。

「大人は綺麗なお月様をアテに飲めればそれで充分なのさ」

「へぇ、いいね」警官の言葉に少年は目を細めると、兎になって闇夜に消えていった。

日記

風のない夜はいい。たばこの煙がゆらゆらのぼるから。

ピースはアロマロイヤルが一番美味しいけれど、コンビニで買うと必ずライトが出てくる。いつもいくつか並んでいるピースの中から見極めて頼んでいるはずが、必ずライトが出てきてしまう。箱の上縁が金色だからアロマロイヤルだと思って番号を言ってしまう。次はちゃんとアロマロイヤルを頼みたい。あれはうまい。ライトもうまいがあれがいちばんうまい。

ベランダ用の椅子を買った。ニトリで一番安いやつ。それからはもっぱらベランダで吸っている。それまではアパートの駐車場とかコンビニの灰皿で吸ってたけど、コンビニの灰皿が撤去されてしまってからは何となく後ろめたさが強くなって、駐車場で吸うのもやめてしまった。2分くらい歩けば高架下に灰皿があるけど、そこまで歩きたくもない。面倒くさがり。自分の中でそこまでたばこが優先順位が高くないんだろうな。面倒とは優先順位が低いことをいう。トリアージなら何色だろう。たばこ如きでトリアージなんて言うのは医療関係者に失礼かもしれない。いつもお疲れ様です。これで許してほしい。

車を手に入れてからはなるべく車に乗るようにしている。さっさと慣れるためだ。バックで駐車するのがとても難しい。感覚と実際の車の動きにズレがある。経験でどうにかなるのか不安だけれど、乗り続けるしかないと思う。

風のない夜は、とてもいい。いつまでもたばこを吸えてしまう。